コラム一覧

以下にこれまでに作成したコラムをご紹介しております。

ご興味のあるテーマなどございましたら、ご一読ください。

クリス・クリストファーソン氏の訃報に接して

 

 先週土曜日、カントリーミュージックのシンガーソングライターで俳優としても活躍したクリス・クリストファーソン氏が亡くなったことが報じられました(注1)。88歳でした。死因などは公表されていませんが、ハワイの自宅で亡くなったそうです。

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2024年夏の3冊(1)~(3)

 

 今年の夏もまた猛暑となり、エアコンの効いた部屋で読書をしたくても、なかなか頭に入ってきません。そうした状況でもなんとか読みやすい本を思い手に取ったのが、『めちゃくちゃわかるよ!印象派―山田五郎 オトナの教養講座』『見るレッスン 映画史特別講義』『重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか』の3冊です。

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ベンチャーにおける営業を再考する(1)~(6)

 

 ベンチャービジネスにおいて新たな技術・製品・サービスを開発したり、資金調達を計画的に行ったり、事業立ち上げのチームとなる人材を獲得したりすることは、既に数多くの考察が行われてきたように思います。ところが、顧客を獲得し製品やサービスを提供して売上を作る営業については、あまり考察が進んでいないのではないでしょうか。ベンチャービジネスの立ち上げのプロセスにおいて、営業の重要性は他の要因に比べて重視されているとは言い難いものがあるにも関わらず、です。

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ロバート・タウン氏の訃報に接して

 

 今週月曜日、ハリウッドで主に脚本家として活躍したロバート・タウン氏が亡くなったことが報じられました(注1)。89歳でした。死因などは公表されていませんが、自宅で亡くなったようです。

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ドナルド・サザーランド氏の訃報に接して 

 

先週の木曜日、カナダの俳優であったドナルド・サザーランド氏が亡くなったことを息子で俳優のキーファー・サザーランド氏がXで発表しました(注1)。88歳でした。死因などは公表されていませんが、闘病生活を長く送っていたとの報道もあります。

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アヌーク・エーメ氏の訃報に接して 

 

昨日、フランスの俳優であったアヌーク・エーメ氏がパリの自宅で亡くなったことを、娘で俳優のマヌエラ・パパタキス氏がインスタグラムで発表しました(注1)。92歳でした。1940年代から映画に出演し、2019年公開の「男と女 人生最良の日々」まで現役で活躍してきており、私生活も含めて、正に女優という存在でした(注2)。

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初任給引き上げに伴う賃金の調整方法(1)~(8) 

 

 今年は新卒の初任給が急激に引き上げられるなど、賃金が上昇する傾向が顕著に見られます。あなたが経営者や人事責任者であったとしたら、新卒の初任給を思い切って引き上げた後に、新卒で入社したばかりの社員を除く一般の社員の賃金について、どのような方針で、どのように賃金を改定していこうと考えるでしょうか。

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中小企業における人への投資(1)~(9)

  

 人的資本経営(注1)やリスキリングといった言葉が人口に膾炙するようになって数年が立ちました。大企業は元より中堅クラスの企業でも、VUCAの時代にあった人材ポートフォリオの組み替えを志向したり、業績は悪くなく黒字であっても早期退職や希望退職を募ったり(注2)して、人への投資を行いながら事業構造の転換やコストダウンを実現しようとしています。ただ、人的資本経営を志向するといっても、取締役会や管理職の女性比率や外国人比率を多少なりとも高める段階に留まっているものもあれば、情報開示などのテクニカルな面での対応に腐心しているケースも見られます。

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40年前の新入社員

  

今からちょうど40年前、1984年に新規学卒定期採用で筆者はある会社に入社しました。その時に、いわゆる同期として入社した総合職は全員で8人(うち女性1名)でした。当時は、総合職と一般職の二つの職系に分けて採用を行うのが大手企業では一般的で、筆者が入社した会社は親会社の人事体系を準用していたようでした。

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エンタテインメント業界は他山の石か 

 

昨年来、エンタテインメント業界では様々な問題が生じ続けています。以前から長年にわたって問題の指摘はあったものの目立って採り上げられていなかったのが、旧ジャニーズ事務所や宝塚です。歌舞伎を擁する松竹では、一見、個人的な問題と思える有名俳優の自殺幇助事件がありました。今年に入り東宝では新作ミュージカルが公演初日予定日から中止となり(その後公演初日を迎えることはできたが)、お笑いの世界では吉本興業で性的行為を強制したかどうかを巡って所属するエース級の芸人とメディアとの訴訟が始まり、日本テレビや小学館は昨年に制作・放送した連ドラについて原作者や原著作権に関して騒動となりその後も調査が続いています。いずれのケースも現段階では、最終的な解決に至ったとは到底言えない状況です。

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“ファクト”を考える3冊(1)~(3)

 

 たまたまですが、ファクト(事実)のもつ面白さや重要性を感じさせてくれた3冊の本を続けて読みました。「ソース焼きそばの謎」「〔新装版〕世界の調律」「土偶を読む~130年間解かれなかった縄文神話の謎」です。

 ちょっとわからないことや知りたいことがあれば、ネット検索で用が足りますが、そこに決定的な限界があります。それは、当然ことながら、ネットにある情報しかネット検索では出てこないということです。検索にAIがいかに活用されても、ネットにある情報しか対象となりませんし、ない情報をいくら編集しようとしてもできません。

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ノーマン・ジュイソン氏の訃報に接して

 

 今月20日、映画監督やプロデューサーであったノーマン・ジュイソン氏の死去を広報担当者が発表しました(注1)。97歳でした。カナダのトロント出身で1960年代以降、様々な作品を50年近くにわたって手掛けてきました。

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2024年度の補助金・助成金をより戦略的に申請するには 

 

昨年も当コラムで述べましたが、補助金・助成金を活用するには、できるだけ早い段階で自社の経営課題を明確かつ具体的に認識し、その解決に当たってどのような補助金・助成金が活用可能なのか、検討しておくことが要請されます。

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除夜の鐘を聞くことがなくなって 

 

 子供の頃から21世紀の初めころまで、大晦日の夜には除夜の鐘が鳴り響いていた記憶があります。近くの大きな寺まで徒歩数分のところに住んでいますが、いつの間にか、多分、コロナ禍が決定的な契機となって、除夜の鐘が聞こえなくなりました。昨今は鐘の音がうるさいとクレームが寄せられることも多いようで、一部の地域を除いて、都市部や住宅地では除夜の鐘という風物詩が見聞きされない時代となったようです。

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転職者を実際に戦力化するには(1)~(6)

 

 コロナ禍が一段落して以降、人手不足や賃金の引上げなど経済社会全体で見れば人材の流動化が更に進むはずの状況が続いています。特に新卒採用は過熱気味で、インターンシップの段階から人材の囲い込みに走ろうとする企業もあるようです。中途採用者についても、積極的に採用を進める組織が多く見られます。

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ライアン・オニール氏の訃報に接して 

 

先週8日、アメリカの俳優であったライアン・オニール氏が死去したことを息子のパトリック・オニール氏がインスタグラムで伝えました(注1)。82歳でした。

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キャンセルカルチャー時代のマネジメント(1)~(8)

 

 21世紀に入ってからキャンセルカルチャーが注目されるようになりました。一般にキャンセルカルチャーというと、その当時は特に問題とならなかった言動について、後の時代(いま現在)の基準で改めて見てみると大変な問題を引き起こす発言であったり、子供や学生の頃にいじめを行っていたことが明らかになったりして、改めて問題視されるものです。

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藤井八冠誕生 

 

当コラムで将棋の藤井聡太八冠について触れたのは、2016年の年末のことでした(注1)。それから、7年ほど経ち、昨日の王座戦第4局で永瀬拓矢王座に勝利した藤井聡太七冠は遂に(というか「早くも」というべきか)八冠となりました。

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2023年夏の3冊(1)~(3) 

 

 今年は特にそうですが、夏は猛暑が当たり前となり、まともに仕事をすることが儘ならない日々が続きます。休みとなってもどこかに出かける気にもなれず、終日、エアコンの効いた部屋にいるだけで過ごしがちです。こういう時には、買ったままになっていた本を読むのによい機会と思い、この夏休みには「眼の神殿」「敗れざる者たちの演劇志」「星新一の思想」の3冊を読んでみました。

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“正しい”努力(1)~(7)

 

 昨年はメタバース、今年はChatGPTと、学習すべきテーマは次々に出現します。また、DXGX、人的資本経営と、経営上フォーカスすべき課題が移り変わり、戦争や暴動も終わることなく次が起きます。そして、地球温暖化のせいか気候変動にも日々実感させられています。

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ウィリアム・フリードキン氏の訃報に接して

 

先週8日、アメリカの映画監督であったウィリアム・フリードキン氏が、肺炎と心不全のため死去していたことが報じられました(注1)。87歳でした。

鑑賞したことがある作品は、「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」「クルージング」の3本だけですが、いずれも見応えのあるもので何度も繰り返して見直しています。

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俳優座劇場閉館へ

 

 先月14日、六本木にある俳優座劇場が再来年の4月末日をもって閉館するというお知らせがありました(注1)。この劇場では、俳優座の主宰する演劇はもちろんのこと、他の劇団の公演やプロデュース公演を観たり、映画を観たりしました。

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気候変動の何が問題か?(1)~(4) 

 

昨日、61日は気象記念日でした(注1)。今日は、台風2号が梅雨前線に大きく影響して九州から関東、東北南部まで大雨に対する警戒が必要になるほど、本格的な雨のシーズンに入っています。

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ティナ・ターナー氏の訃報に接して

 

 昨日、70年代から80年代のロックのアイコンであったティナ・ターナー氏が、自宅(スイスのチューリッヒ)で死去していたことが報じられました(注1)。直接の死因は公表されていませんが、近年は腸や腎臓の病気で闘病生活を送っていたようでした。83歳でした。

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転職を阻む壁(1)~(9)

 

 人的資本経営やリスキリングなど、経済的・社会的に人材の流動化を促進するトレンドがはっきりと見られますが、多くの日本人(特に新卒定期採用で雇用されるようになり、相当程度長期にわたって一つの組織に勤続してきた人)にとって転職は、学生から社会人へと初めて就職する時よりも難度が高いキャリアイベントではないでしょうか。

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より高い給与を得るには(1)~(4)

 

 今年は賃金引上げの機運が高まっています。昨年からインフレ手当を支給するなどして事実上の賃金引き上げを行っている企業も珍しくなく、生活費の上昇を賃上げでカバーできるかもしれません。

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バート・バカラック氏の訃報に接して 

 

今日、作曲家で自ら演奏し歌うこともあったバート・バカラック氏が、今月8日に自宅で死去していたことが報じられました(注1)。自然死とのことで94歳でした。

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働くのに最高の職場20232022年調査>(1)~(2) 

 

 コロナ禍への対応を超えて、労働力の不足感や賃金の上昇が目立っている状況において、“Quiet Quitting”(静かな退職)や“Turnover Contagion”(離職の伝染)がトレンドとなった2022年で、「働くのに最高の職場」はどのような組織でしょうか。

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人的資本経営時代に給与を適切に調整するには(1)~(10) 

 

当コラムでは6月に「人材版伊藤レポート2.0を読んで」と題した記事の中で人的資本経営について考えてみました。そこで紹介したように、このレポートでは人的資本経営を実現する人材戦略には次に掲げる5つの要素が共通の要素として指摘されています。

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2023年の補助金・助成金を申請するには 

 

例年のことですが、補助金・助成金を活用するには、できるだけ早い段階で自社の経営課題を明確かつ具体的に認識し、その解決に当たってどのような補助金・助成金が活用可能なのか、検討しておく必要があります。

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サッカーW杯が終わって

 

 FIFAサッカーW杯(ワールドカップ)カタール大会はアルゼンチンがフランスの2大会連覇を阻んで優勝して幕を閉じました。日頃はサッカーのことをほとんど見向きもしない人でも、ワールドカップとなると母国の応援に熱が入るのは不思議なものです。もともとサッカー熱の高い国や人々となると、熱狂ぶりを通り越して暴動にまで発展する姿は、大会の度に報じられますが、今回も例外ではありませんでした。

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アイリーン・キャラ氏の訃報に接して

 

 昨日、歌手で俳優のアイリーン・キャラ氏が自宅で死去したことが報じられました(注1)。63歳でした。日本では映画「フラッシュダンス」(1983年、USA)の主題歌“What a Feeling”(注2)でアカデミー賞(歌曲賞)とグラミー賞を受賞した歌手として著名ですが、その前にもアカデミー賞(歌曲賞)を受賞した映画「フェーム」(1980年、USA)(注3)で、主演グループの一人としてパフォーミング・アーツに通う高校生を演じた姿が、個人的には強く記憶に残っています。

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「インフレ手当」を支給するには

  

今月17日に発表された帝国データバンクによる調査(注1)によると、今年の急速な物価上昇(インフレ)に対する生活支援の意味合いを込めて、従業員に対していわゆる「インフレ手当」として特別手当や一時金を支給した企業は、既に6.6%、今後支給する予定がある企業は5.7%、支給を検討中の企業は14.1%で、合わせて26.4%の企業が何らかの形で「インフレ手当」を支給する方向にあるそうです。なかには、次のベースアップで昇給させることで物価上昇分を賃金に反映させる予定があると回答した企業もあります。

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ロレッタ・リン氏の訃報に接して

 

 今日、シンガーソングライターのロレッタ・リン氏が自宅で死去したことが報じられました(注1)。90歳でした。アメリカの国民的な音楽ジャンルであるカントリーミュージックの世界で、1960年代を中心に女性にとっての家庭環境や生き方をテーマとした曲を作り出すなど大きく活躍しました。

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宮沢章夫氏の訃報に接して 

 

昨日、作家で劇作家・舞台演出家の宮沢章夫氏が鬱血性心不全のため今月12日に亡くなっていたことが公表されました(注1)。氏の作品の中で筆者が観た記憶があるものを挙げてみると、次のようになります。なお、()の中は上演年、上演したパフォーマンスユニット名または劇団名です。

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ジャン=リュック・ゴダール氏の訃報に接して

 

 一昨日、映画監督のジャン=リュック・ゴダール氏が91 歳で亡くなったと報じられました(注1)。「体の機能を失う複数の病気に侵されていたため、スイスで法的に支援を受けて自発的に旅立った」というコメントが法律顧問より発表されているので、いわゆる安楽死を選んだのではないかと思われます。

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久野綾希子氏の訃報に接して

 

 昨日、俳優の久野綾希子が71 歳で乳癌により今月22日に亡くなっていたことが報じられました(注1)。劇団四季でミュージカルを始めとしてストレートプレイを含む数多くの舞台に立つ一方で、四季を退団した後は舞台だけでなくテレビドラマや映画など映像作品にも出演したり声優を務めたり、歌手としてもライブ活動を行うなど、歌と芝居に幅広く活躍されました。

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ウォルフガング・ペーターゼンの訃報に接して 

 

一昨日、映画監督のウォルフガング・ペーターゼン氏が81 歳で膵臓癌により今月12日にカリフォルニアの自宅で亡くなったことが報じられました(注1)。もともと西ドイツでキャリアを積んでいた氏は、代表作と思われる「ネバーエンディング・ストーリー」のヒットを受けて1985年以降はUSAで映画製作に当たるようになりました。

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オリビア・ニュートン=ジョンの訃報に接して

 

本日、歌手で俳優のオリビア・ニュートン=ジョン氏が73歳で亡くなったことが報じられました(注1)。

もとは洋楽ポップス、というよりもカントリー歌手と思っていたオリビアです。最初に彼女の歌声を訊いたのは、“Have You Never Been Mellow”だったかもしれませんが、 前後して“Jolene”や“Take Me Home, Country Roads”といった曲に耳が馴染んでいった気がします。特に“Take Me Home, Country Roads”は、オリジナルのジョン・デンバーよりもオリビアのカバーのほうが強く印象に残っています。 

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「皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上・下)」にみる無から有を生み出すリーダーシップ(1)~(7) 

 

 NHKで現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、初代鎌倉殿の源頼朝が亡くなった後、タイトルにもある13人が指名され、いよいよ後半の権力闘争のドラマが始まりました。この時期とほぼ同じ時期(注1)にヨーロッパではフリードリッヒ二世が神聖ローマ帝国の皇帝として、その生涯を送りました。

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ジェームズ・カーンの訃報に接して

 

 昨日、アメリカ人俳優のジェームズ・カーン氏が82歳で亡くなったことが報じられました(注1)。

 個人的に鑑賞したことがあると言えるのは、次の11作品(注2)と多いように思えます。主演・助演・オールスターキャストのなかの一人というように、作品中の役割も扮した役柄もさまざまで、これもあれも演じることができる、本物の俳優と言えたのではないでしょうか。

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「人材版伊藤レポート2.0」を読んで(1)~(5)

 

 先月、「人的資本経営の実現に向けた検討会 報告書 ~人材版伊藤レポート2.0~」が経済産業省から公表されました(注1)。既に目を通された方も多いでしょう。 

このレポートは2.0と言うように、2年前に同じ経済産業省から公表された「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 ~人材版伊藤レポート~」の続編に当たるものです。研究会のメンバーも、2年前と同じ人が座長の伊藤邦雄 一橋大学CFO教育研究センター長を始めとして10名おり、事務局やオブザーバーを含め、体制が継続されています(注2)。

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ジャン=ルイ・トランティニャンの訃報に接して

 

昨日、フランス人俳優のジャン=ルイ・トランティニャン氏が老衰のため91歳で亡くなったことが報じられました(注1)。 

個人的に鑑賞したことがあると明言できるのは、次の3作品(注2)だけです。ロードショー公開時ではなく、すべて名画座で2本立てか3本立てで観たはずです。その3本の作品を観ただけでも(もしかすると他にも観ていた作品があるかもしれませんが)、俳優としてのインパクトは大きく、よりネームバリューのある共演者たちの存在を霞ませかねないものでした。

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キャリアチェンジのタイミング(1)~(4)

 

 4月も後半となりゴールデンウィークの予定が決まるこの頃、今年入社したばかりの新入社員の皆さんも新人研修や配属先にも慣れてきた時期でしょう。既に退職届を出して入社したばかりの会社を辞めた人もいるかもしれませんが、そうでない人にとっても入社1年目というのは、期待外れなことが多少なりとも起きていることでしょう。

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再検討を要するリスクマネジメント(1)~(6)

 

 今日311日は東日本大震災が発生した日です。11年前のあの日の午後、どこで何をしていたのか思い出してみると、地震や津波に対する備えがいかに疎かであったか、そしてそれは今どこまで改善されたのか、振り返ってみる必要があります。 

 更に今年は、ロシアによるウクライナ侵攻が起こり、21世紀になって改めて地政学的リスクが極めて大きな影響力を及ぼすことが実証されつつあります。ベルリンの壁が崩壊した頃より30年以上にわたって、イスラム系のテロや中東及びアジア・アフリカの一部の地域の問題と思われてきた地政学的リスクに対して、再びヨーロッパ諸国は対応を迫られています。

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「図説 北欧神話大全」に見る“語り継がれるストーリー”(1)~(8)

 

 近年、多くの企業や団体で創業の経緯や事業の歴史をストーリーとして語ることで、目指すべき事業のありかたや共有されるべき価値観などを内外に伝えようとしている姿をたびたび目にします。しかし、それらの試みは必ずしも想定された結果をもたらしているわけではないようです。

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働くのに最高の職場20222021年調査>(1)~(2) 

 

 “The Great Resignation”(大退職時代)とも呼ばれる時代にあって、昨年に引き続き今年も112日に“Best Places to Work Employees’ Choice Award”がグラスドア社より発表されました。その結果について、アメリカ合衆国の大企業のうち上位100社にランキングされた企業を業種別にまとめてご紹介したものが表1です。

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2022年の補助金・助成金 

 

1月も終わりを迎え、各種の補助金・助成金について情報が出てきています。ただ今年は、コロナ禍が3年目となり、一昨年来実施されているものに加えて、新型コロナウイルス感染症対策として新たに制度化されたものも次々と応募が始まっています。

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岩波ホール閉館へ

 

先週、岩波ホールの公式HPに今年の729日をもって閉館するとのお知らせがありました。昨年2月にリニューアル・オープンしたばかりでしたが、コロナ禍の影響をまともに受けてしまい、今後の事業運営が成り立たなくなったものと推察されます。1980年代から90年代初頭にエキプ・ド・シネマの会員だった筆者にとっても、まさか1年後に閉館を公表するところまで厳しい状況に陥っていたとは思いませんでした。

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ピーター・ボグダノヴィッチの訃報に接して 

 

昨日、映画監督のピーター・ボグダノヴィッチ氏が82歳で亡くなっていたことが明らかになりました(注1)。若い頃には年間400本以上の映画を観るシネマディクトから映画史家・映画評論家として執筆活動を行う一方、1960年代後半からは映画監督としても活躍しました。特にコメディ映画で観客を楽しませてくれました。

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コロナ禍も3 

 

「石の上にも3年」と昔は言いましたが、VUCAと呼ばれる時代も21世紀には当たり前となり、急激な環境変化にいかに迅速に適応していくかが問われています。その問いは、一人ひとりの個人にも、企業に限らず組織全般にも、迫られるものです。

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スティーブン・ソンドハイムの訃報に接して 

 

一昨日、ブロードウェイミュージカルでいくつもの作品を生み出したスティーブン・ソンドハイムが自宅で急逝したことが公表されました。公式HP(注1)や一般のニュース報道(2)で訃報を目にされた方も多いでしょう。

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知のスパーリング・パートナー(1)~(5)

 

 世界的にワクチン接種が進み、行動制限が緩和されつつあるコロナ禍ですが、仕事の場では依然としてリモートワークをせざるを得ない状況が続いています。日本の場合、当初予想されたほどにはリモートワークが進展し定着するには至っていないようですが、これからの数年の間、一定の時間をかけて徐々に進んでいくでしょう。 

リモートワークが定着したとは言えない状況であって、コロナ禍におけるマネジメントで最も問題化している事象のひとつが、経営トップレベルで知のスパーリングを行うことが極めて困難になっていることです。

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人事に主義はいらない(1)~(4)

 

近年、成果主義の限界とか終焉といった表現を目にすることが多いように感じられます。その一方で、OKRとかKPIというように、いかにも新しい(ように思われそうな)業績評価手法を導入しないと生き残れないといった声もあります。 

確かに、事業環境の変化が激しいことは論も俟たず、環境変化に対応していくだけでも容易なことではありません。それは人事についても同様で、従来のやりかたを改め、新たなアプローチで採用・教育・配置・評価・処遇・退職などに臨まなければなりません。とはいえ、先日物議を醸した45歳定年制など、言葉足らずで勇み足気味な施策ばかりが注目されるようでは心許ありません。安心して働くことができるという心理的安全性の前提条件が満たされないのでは、働く人々が仕事に集中できるとは思えません。

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澤井信一郎氏の訃報に接して

 

昨日、映画監督の澤井信一郎氏が今月3日に多臓器不全のため83歳で死去したことが発表されました(注1)。 

40歳で監督としてデビューされた澤井氏が監督された映画作品は10本強と決して数多いものではありません(注2)。そのうち筆者が劇場で見た作品は、デビュー作からの3作(注3)に過ぎませんが、これらの作品を通じて映画の見方の歪みや観客として持っている偏見を実感させてくれた監督でした。

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結果を評価する視点~東京オリンピック2020を例として~ (1)~(4)

 

 さまざまな経緯や議論はありましたが、2回目の東京オリンピックが閉幕して1週間が過ぎました。その結果をメダル獲得数という点から見れば、史上最多の58個を獲得したのですから、大成功と言えるでしょう。

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「古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル」にみる普通の人を戦力化する要諦(1)~(6)

  

 今からざっと2000年ほど前、地中海や黒海の周辺から北大西洋や北海の沿岸に至る大帝国であったローマ帝国は、その版図に最大で28軍団を配備して、パクス・ロマーナ(ローマの平和)を実現し維持していました。

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リモートワークにおけるリーダーシップ(1)~(8)

 

コロナ禍を契機にリモートワークを本格的に導入する組織が多くなるにつれて、改めてリーダーシップを巡るさまざまな課題が明らかになってきました。 

特にコロナ禍への対応が二転三転したり、方針は決まってもなかなか実行に移すことが容易でなかったりする状況下では、誰もリーダーシップを執らない(執れない)まま時間が過ぎて、身動きが取れない企業もあります。その一方で、状況の変化に機敏に対応して、事業を作り変えたり、収益を増大させたりする企業も少なくありません。

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B.J.トーマスの訃報に接して

 

 一昨日、「雨にぬれても(原題“Raindrops Keep Falling On My Head”)」を歌ったB.J.トーマスが亡くなったことが公式HP上で明らかにされました(注1)。今年3月にステージ4の肺がんであることを公表してから2ヶ月ほどで悲報を聞くことになってしまいました。

 彼の名を有名にした「雨にぬれても」は、映画『明日に向かって撃て』(1969USA、原題“Butch Cassidy and The Sundance Kid”)」の劇中に流れる主題歌です。

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コロナ禍を考える二つの戯曲~「白い病」と「疫病流行記」を巡って~(1)~(4)

  

コロナウイルス感染症が流行するにつれて、昨年来、過去の疫病に関する記憶やそれに纏わる記録、創作物などへの関心が高まっています。アルベール・カミュの「ペスト」、ダニエル・デフォーの「ペストの記憶」、小松左京の「復活の日」といった小説を読んだことがある方も多いことでしょう。

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リモートワークで評価するには(1)~(6) 

 

コロナ禍でリモートワークが多くなるにつれて、評価に戸惑う声が多く寄せられているようです。評価を行う上司もされる部下も、従来の評価が必ずしも十分に機能しているとはいいがたい状況にある上に、互いに同じ職場の目の前にいないとなれば、適切に評価をするように求めること自体に無理があると言えるかもしれません。

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働くのに最高の職場20212020年調査>(1)~(2)

 

 今回はコロナ禍の影響もあり、例年12月に発表されていた“Best Places to Work Employees’ Choice Award”が今年は1月12日にグラスドア社より発表されました。 

その直近5年の結果をまとめてご紹介したものが表1です。対象はアメリカ合衆国の大企業です。企業名を色付きで表示しているのは、直近5年のうち、3回以上ベスト10に入った企業を表しています。

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2021年度の補助金・助成金の応募に向けて 

 

年が明けると各種の補助金・助成金について情報が出てきています。今年は、従来から実施されているものに加えて、昨年来のコロナ禍に対応したものも制度化され次第、応募が始まると予想されます。コロナ禍の影響を直接蒙った事業者の方はもちろん、さほど大きな影響を受けたわけではない事業者の方も、国や自治体及び商工会議所や金融機関などから提供される補助金・助成金に関する情報を収集しておいて損はありません。

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コロナ禍時代のマネジメントを語る座談会(1)~(3)

 

― お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。本日集まっていただいた方の多くは、一昨年、「働き方」改革を巡る座談会”に参加していただき、貴重なご意見を伺いました。 

それから2年も経たないうちに、“コロナ禍時代のマネジメント”というテーマで再びお集まりいただき、現状を語っていただくとともに、マネジメント上の新たな気づきや発見、事業や組織の戦略の見直しや運営方法の改革など必要な変化への対応などをご紹介いただければと思います。この座談会もリモートで行うことからして、コロナ禍時代らしいといえば、らしいものだと思います。

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マネジメント課題としての事業承継(1)~(6)

  

東京商工リサーチによると、今年度上半期(4月~9月)の倒産件数は3,858件で、コロナ禍による観光需要や外食需要の消失を反映して、観光関連の業種(宿泊業など)や飲食業を中心に前年同期比で増加した業種がある一方、流通業など多くの業種では件数の減少が目立ちました。これは、コロナ禍により法的整理が進みにくくなったことも一因と思われます。倒産の理由としては、もちろんコロナ禍に関連するものが多くありますが、人手不足というものも微増でした。なかでも後継者難を理由とするものも微増で、173件を数えました(注1)。

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日清食品パワーステーション・リブート

 

 一昨日より日清食品パワーステーション〔リブート〕がオープンしました。1980年代後半から10年余り、レストラン付きのライブハウスであった日清食品パワーステーションが、コロナ禍の現代に「全席、神席。」「日本初の音楽限定・配信限定・無観客ライブハウス」として新たに活動を開始したのです(注1)。

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ショーン・コネリーの訃報に接して 

 

一昨日、007シリーズで初代のジェイムズ・ボンドを演じたショーン・コネリー氏が90歳で亡くなっていたことが明らかになりました(注1)。イーオン・プロダクション(007シリーズの映画製作会社)が製作に当たらなかった“ネバーセイ、ネバーアゲイン”を含めて、7本でジェイムズ・ボンドに扮し、今でもジェイムズ・ボンドと言えばこの人が演じたイメージを想起する人が世界的に多いでしょう。

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マイケル・ロンズデールの訃報に接して 

 

一昨日、イギリス系フランス人の俳優で舞台演出家でもあったマイケル・ロンズデール氏がパリ市内の自宅で亡くなりました(注1)。200本を超える映画映像作品に出演したそうですが、そのうちの5本しか観ていない筆者にとっては、それだけでも強く記憶に残る俳優でした。

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ラン・パーカーの訃報に接して 

 

昨日、イギリスの映画監督・MV監督・脚本家であるアラン・パーカー氏が病気のため亡くなりました(注1)。同氏を追悼してIMDbでは主要作品を紹介しています(注2)。このうち、「ミッドナイト・エクスプレス(1978年、USA)」または「フェーム(1980USA)」のいずれかを最初に観た記憶があります。

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コロナ時代のマネジメント(1)~(7)

 

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)がグローバルに流行していることで、個々の企業に多大な影響を与えたのは言うまでもありません。業績への影響がいまだに不明な企業も少なくありません。 

人同士の接触を抑えるために数多くの人々や組織が在宅勤務を強制され、気がつくとテレワークが勤務形態のスタンダードになりつつあるのかもしれません。既に多くの企業や官公庁において、大企業でも中小企業でも、IT系の会社も伝統的なメーカーや流通業においても、同じ組織のメンバーが同じオフィスに同時に集まって仕事をすることが例外的という意味で、リモートワークというべきものが幅広く導入・運営されています。

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大林宣彦氏の訃報に接して(1)~(3) 

 

既に10日ほど経ちますが今月11日、映画監督の大林宣彦氏が肺がんのため82歳で死去しました(注1)。

氏が監督した作品については、たとえば次のようなサイト(注2)に一覧があります。1980年代を中心に、70年代後半から90年代前半にかけて映画を見続けていたファンの一人として、個々の作品はもとより、原作や制作主体が何であろうとも独自の作品世界を生み出し続けた映像作家と、その生み出した世界全体が忘れ得ないものです。

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2020年度の補助金・助成金の応募に向けて 

  

今年も補助金・助成金の募集が始まりました。これから春先に向けて応募しようと計画されている方々も多いことでしょう。 

既に募集が始まっているのは、「伝統的工芸品産業支援補助金」(経済産業省所管、注1)です。これは伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)の規定により、経済産業大臣の指定を受けた団体や企業などが対象なので、広く一般の事業者が対象になるわけではありません。

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 働くのに最高の職場20202019年調査>(1)~(2) 

 

 ご存知の方も多いと思いますが、昨年もまた12月に、グラスドア社より“Best Places to Work Employees’ Choice Award”が発表されました。その直近5年の結果をまとめてご紹介したものが表1です。対象はアメリカ合衆国の大企業です。

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将棋の木村一基九段、最年長で初タイトル獲得  

 

 先週、木村一基9段が将棋の王位戦で4勝目(3敗)を挙げて豊島将之王位を破り、463か月で自身初のタイトルを獲得しました(注1)。これは、これまでの記録(注2)を37年ぶりに9歳近く引きあげて更新するものです。

 プロ棋士である以上、誰もが一度はタイトルを獲得したいと思うのは当然でしょう。しかし、現実には一度でもタイトルを取ることができるほうが圧倒的に少なく、何歳であろうともタイトルを取ること自体が特筆すべき成果です。

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田中珍彦氏の訃報に接して

 

先週、19日、株式会社東急文化村元社長で、創設準備からBunkamuraの設立・運営に携わった田中珍彦氏が79歳で死去しました(注1)。1989年にオープンしたBunkamuraは、映画(ミニシアター2館)、演劇・オペラ・バレエ・コンサート等の企画・公演(2ホール)、企画展のみの美術館(1館)を中心に、渋谷の東急百貨店本店の裏にまで人を引き込む仕掛け(注2)を成功させました。

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ピーター・フォンダの訃報に接して 

 

昨日、アメリカン・ニューシネマの代表的作品である「イージー・ライダー」(注1)の製作・脚本・主演であったピーター・フォンダ氏が、病気のため、79歳で死去しました(注2)。氏は俳優一家に生まれ、1960年代から映画俳優や製作者としてキャリアを積み、いわゆるB級映画からアカデミー賞候補作品まで幅広く出演しました。

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ハロルド・プリンスの訃報に接して

 

昨日、ブロードウェイのプロデューサー・演出家のハロルド・プリンス氏が91歳で死去しました(注1)。氏は、1950年代からブロードウェイで舞台スタッフとしてのキャリアを積み、プロデューサーとして、また演出家として、ミュージカルの制作に関わり、数多くのヒット作・傑作を生みだしました。

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「働き方改革」の実際(1)~(8) 

 

 今年の4月より「働き方改革」(注1)が正式に法律として運用されるようになりました。実質的に令和が「働き方改革」を実現する時代となります。

 公的な支援策としては、既にさまざまな補助金・助成金のプログラムがあります。たとえば、長時間労働を削減して残業時間を減らすとか、有給休暇の取得率を上げるといったもの、テレワークや女性活用を進めるといったもの、障害者や高齢者の雇用を促進するものなどがあるようです。

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フランコ・ゼフィレッリの訃報に接して

  

先週の15日、イタリアの映画監督のフランコ・ゼフィレッリ氏が96歳で死去しました(注1)。氏は、フェデリコ・フェリーニ、イングマール・ベルイマン、そして、ルキノ・ヴィスコンティなどと同様に、映画監督としてまたオペラ演出家として、20世紀後半に活躍しました。第二次大戦後、舞台監督として働いていた劇場のスタッフとしてオペラ演出家兼映画監督としてのキャリアをスタートし、そのころに師事していたヴィスコンティ監督と同様に、オペラ、映画、テレビなどで数多くの作品を監督しました(注2)。

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「2001 キューブリック クラーク」に見るリーダーシップとイノベーション

1)~(7)

 

 昨年は映画「2001年 宇宙の旅」(注1)が公開されてから50年が経つ記念すべき年でした。その映画公開日に合わせてアメリカで出版されたのが、これからご紹介する「2001 キューブリック クラーク」という、映画製作のドキュメンタリーの本(注2)です。 

 この本は、映画の監督兼製作のスタンリー・キューブリックと小説版の作者であるアーサー・C・クラーク、そして映画製作に関わった多くのスタッフやキャスト及びその家族などが、1964年冬から1968年春にかけてどのようにこの作品の製作に当たっていたのかを、当事者のメモを含む数多くの資料や関係者へのインタビューなどからドキュメンタリーとして再構成したものです。

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アニエス・ヴァルダの訃報に接して

 

昨日、フランスの映画監督のアニエス・ヴァルダ氏が90歳で死去しました(注1)。氏は50年代半ばから、映画やテレビのドラマやドキュメンタリーで数多くの作品を監督しました(注2)。 

今年2月に亡くなったミシェル・ルグランとほぼ同時代を生きた人で、夫であったジャック・ドゥミ監督とともに、フランスの映画運動“ヌーベルバーグ”の左岸派を代表する人物であり、“ヌーベルバーグの祖母”と称されることもあります。

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アルバート・フィニーの訃報に接して 

 

先週、イギリスの俳優であるアルバート・フィニー氏が82歳で死去しました(注1)。氏はロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台・映画・TVシリーズなどで数多くの作品に出演しました。

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ミシェル・ルグランの訃報に接して

 

先週、フランスの作曲家でジャズピアニストでもあるミシェル・ルグラン氏が86歳で死去しました(注1)。氏は50年代後半から、映画音楽や舞台(ミュージカル)で数多くの作品を生み出すとともに、自らピアノを弾き、歌を歌うなどパフォーマーとしても幅広く活躍し続けました(注2)。 

昨年亡くなったフランシス・レイと同時代で活躍した音楽家で、実際に二人が関わった作品として「愛と哀しみのボレロ」などがあります。

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次年度の補助金・助成金の応募に向けて

 

歴年ベースでみれば年が明けて今週あたりから本格的に仕事に取り組んでいる企業や団体が多いと思われます。今年こそは、補助金・助成金制度に応募しようと計画されている方々もいらっしゃることでしょう。 

いままで補助金や助成金を活用されたことがない方々にとって、そもそもどういう種類の補助金や助成金があるのか、自社にあったものにはどのような制度があるのか、こうしたところから頭を巡らす必要がある場合も、少なからずあるでしょう。

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「超越の棋士 羽生善治との対話」に見るリーダーシップ(1)~(8)

 

「情熱や執念だけでも、短期間ならできると思いますけど、50年も続けられないでしょう。なかなか普通は……。やっぱり理解しがたいところがあるんです、加藤先生には」(中略)

「やっぱり、だんだんと難しくなってくると思いますよ。何を目標にするとか、何のためにやっているのかを見つけるというのは……。年を重ねるごとに難しくなっていくと思います」

(「超越の棋士 羽生善治との対話」高川武将著・講談社刊23ページより、以下の引用はすべて同書より) 

 

 これは、将棋界において30年以上、トップレベルの第一線で活躍し、いまも将棋界の最高峰のタイトルである竜王戦をタイトルホルダーとして戦っている羽生善治氏が、主にアスリートへの取材やインタビューで活躍する高川武将氏との8年に亘る複数回のインタビューのなかで、自分よりも格段に長く戦い続ける加藤一二三9段(注1)について語った言葉の一節です。

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働くのに最高の職場(2018年調査)

  

 ご存知の方も多いと思いますが、今年もまた、グラスドア社より“Best Places to Work Employees’ Choice Award”が発表されました。その直近5年の結果をまとめてご紹介したものが表1です。対象はアメリカ合衆国の大企業です。

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ベルナルド・ベルトルッチの訃報に接して

 

昨日、ベルナルド・ベルトルッチ氏が77歳で亡くなりました(注1)。 

残念ながら筆者は、「ラスト・エンペラー(原題The Last Emperor)」、「1900年(原題Novecento)」、「ラストタンゴ・イン・パリ(原題Last Tango in Paris)」の3作品しか観ていませんが、いずれも忘れ難い迫力十分なものでした。

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ダグラス・レインの訃報に接して

 

先週、カナダ人のある俳優が90歳で亡くなりました。 

シェイクスピア劇なども演じたことがある彼の名を広く長く知らしめたのは、映画「2001年 宇宙の旅(原題“2001:A Space Odyssey)」で木星探査宇宙船ディスカバリー号をコントロールするコンピューター HAL 9000の声に扮したことでしょう。

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フランシス・レイの訃報に接して 

 

先週水曜日、フランスの作曲家のフランシス・レイ氏が86歳で死去していたことが公表されました(注1)。氏は60年代以降、映画音楽と歌で数多くの作品を生み出しました(注2)。楽曲を提供したアーティストには、エディット・ピアフを筆頭に、ヨーロッパ・アメリカ・アジアなどに広がります。

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「働き方」改革を巡る座談会(1)~(5)

 

― お忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。ようやく「働き方」改革を目指した法整備も一段落し、企業経営にもさまざまな影響が出てくると予想されます。

 そこで本日は、大きく事業を転換された会社を経営されていたり、自ら創業したベンチャー企業を経営されている方々にお集まりいただき、来年度から施行される労働時間法制の見直しや雇用形態に関わらない公平な待遇の確保などについて、経営の現場の声をお伺いしたいと思います。

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バート・レイノルズの訃報に接して

 

先週6日、米国の俳優で映画監督でもあったバート・レイノルズ氏が心不全のため82歳で死去しました(注1)。

氏は70年代後半から80年代前半に4度も「マネーメイキングスター(ハリウッドで最も興行収入をあげた俳優)」の地位を獲得しました。ちなみに今年はジョージ・クルーニーが最も稼いだ俳優だそうですが、その稼ぎは映画出演ではなく、所有していたテキーラのブランドの売却によるものだったそうです(注2)。

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ニール・サイモンの訃報に接して

 

昨日、劇作家・脚本家のニール・サイモン氏が肺炎による合併症のため91歳で死去しました(注1)。

コメディやミュージカル・コメディを通じて、普通の人々が都市での人間関係のなかで生きていく姿を描いてきました(注2)。20世紀後半を代表する劇作家であることは間違いないでしょう。

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橋本忍氏の訃報に接して

 

先週19日、脚本家・映画製作者・映画監督の橋本忍氏が肺炎のため100歳で死去しました(注1)。 

橋本忍氏は戦後の日本映画全盛期を代表する脚本家の一人といっても過言ではないでしょう。脚本としてクレジットされている映画が70本を超えるなかで、個人的に鑑賞した記憶がはっきりとある作品だけを挙げても、次の通り、1950年から70年の傑作が揃っています。

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あるイノベーターの逝去

  

今月の13日、演出家の浅利慶太氏が悪性リンパ腫により亡くなりました(注1)。演出家として多種多様な作品を生み出すとともに、そうした作品を生み出し続けるための仕掛けや仕組みを絶えず試行錯誤し続けてきた、起業家でありイノベーション志向を強くもった経営者でもありました。

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クロード・ランズマンの逝去 

 

先週5日、映画監督のクロード・ランズマン氏が92歳で死去しました(注1)。ユダヤ人であるランズマン氏は、49時間半ほどの大作“Shoah”(注2)を含む、ホロコーストをめぐるドキュメンタリー映画3本などを制作しました。

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早くも梅雨明け

 

気象庁の発表によると、関東甲信地方は今日、梅雨が明けたそうです。関東甲信地方では、これまで6月に梅雨明けしたことはなく、観測史上最も早く梅雨明けしたことになるそうです(注)。 

東京などは、今週は雨も降らず30度を超える日々が続いていたので、民間の気象会社などでは既に梅雨明けというところもありました。気象庁でも後日見直して、確報値ベースでは梅雨明けを早めるかもしれません。

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平成30年度の補助金・助成金の特徴

  

今年度は3%の賃上げを目指す政府の方針や働き方改革の推進などを受けて、直接は関係のないような補助金・助成金であっても、その支給要件に賃上げなどの労働条件の改善や働き方の改革を反映する方向になっているのが特徴的です。

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人材不足時代のベンチャー経営(1)~(5)

 

 先日、事務所のポストに人材募集のチラシがはいっていました。ビル清掃や大学や企業の食堂での調理のスタッフなどのサービス職や一般事務などを時給1400円程度から募集するものでした。 

昨年あたりまでは、ポスティングで配られるもので人材募集はあまりなかった気がします。それがいまでは大版のチラシいっぱいに、近隣の歩いていける半径1キロ圏内だけで2030件もの募集広告が掲載されています。

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補助金・助成金を申請する準備の時期

 

新年度になると、補助金や助成金の多くが申請受付を開始します。そこで3月に入れば、申請受付が開始されたらすぐに対応できるように準備しておく時期となります。 

毎年思うことですが、実際に補助金や助成金の申請受付が始まってから対応するのでは間に合わず、せめてあと1週間か2週間早く行動を起こしていれば申込に間に合ったのに、というケースがけっこうあります。

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1918年の最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか」に見るリーダーシップと戦略(1)~(7)

 

 年末年始に読んだ本のなかで、「1918年の最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか~ドイツ・システムの強さと脆さ~」という新書がありました。 

第一次世界大戦の最後の年、1918年に春季大攻勢を連合国軍に対して仕掛け、少なくとも戦術的にはかなりの勝利を収めたはずのドイツ帝国軍が、そこから間もなく敗戦国へと転落してしまう模様を、戦争の最高指導組織であるドイツ帝国の3リーダーの関係から分析を試みたのが、この新書です。

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ゼロイチ営業(1)~(3)

  

 三が日のある日電車に乗っていたところ、隣に座っていた女性が徐にパワーポイントの資料らしきA4横のペーパーを取り出し、真剣な表情で次々とページを繰っていきました。どうも、顧客の来店パターンを4種類に分けて、来店のきっかけに応じて、どのように会話を交わし接客を進めていくのか、体系的に分析した資料のようでした。もしかすると、接客トレーニングのテキストか参考資料のようなものであったのかもしれません。

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働くのに最高の職場(2017年調査)

 

 ご存知の方も多いと思いますが、今年もまた、グラスドア社より“Best Places to Work Employees’ Choice Award”が発表されました(注1)。 

 近年の結果をまとめてご紹介したものが表1です。対象はアメリカ国内の大企業中心です。

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昨日まで問題ではなかった問題に対処すべき時代(1)~(3)

 

 アメリカでハーベイ・ワインスタイン氏の過去のセクハラに端を発した騒動が報道されるようになって、2ヶ月近くが経ちました。その間、一個人の問題が欧米社会全体で長年、問題となってきたはずのセクハラの問題に改めて注目を集め、#MeTooというハッシュタグからSNSを通じて告発が相次いでいるようです。

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「いたしません」が言えるなら

 

 ドクターX、フリーランスの外科医・大門未知子(注1)の決めセリフといえば、「私、失敗しないので」ですが、ドラマの中では「いたしません」というセリフもよく出てきます。

 これは、医師免許がなくてもできる仕事は一切「いたしません」という意味です。米倉涼子扮する主人公の大門未知子が、勤務先の東帝大病院本院の総合外科の医局やカンファレンスの場面などで、院長をはじめ外科副部長や同僚の医師たちなどから何か頼みごとをされたり、(組織のメンバーとして上司や先輩の意向に従って)○○をするのが当然と思われたりする情況で、ビシッと断る一言です。そして、午後5時になると、大門未知子はさっと帰ってしまいます。

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ダニエル・ダリューの逝去

 

1週間前の今月17日、女優のダニエル・ダリュー氏が100歳で死去しました(注1)。フランス映画界の伝説的な女優であり、80年に及ぶキャリアを有し、21世紀になっても出演作がある現役の女優でもありました。 

実はこの訃報を耳にして改めてその略歴や出演作品などを振り返ってみたところ、観たことがある作品2本はいずれも主演のカトリーヌ・ドヌーブと母娘の関係にあるミュージカル映画でした。 

ひとつは「ロシュフォールの恋人たち」(注2)で、もうひとつは「8人の女たち」(注3)です。

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ロールモデルがいない?

 

 先日、あるITサービスの企業を創業した経営者から至急会いたいと連絡があり、先方のオフィス近くのカフェで話すことがありました。 

「いやあ、社員がやめてしまって、困っているんだよ。」

「辞めるのは仕方ないですが、何か理由とか経緯はわかりませんか?」 

「今年3名、新卒を採ったんだけど、そのうちの1人が昨日、いきなりだよ。それも、ロールモデルがいない会社には勤め続ける気がないとか、言っていたかなあ。」

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創業補助金の採択事例にみる創業動向について(1)~(13)

 

 経済産業省中小企業庁が行っている「創業補助金」制度は、毎年、日本全国から多種多様な創業プランを募り、その中から、その年度の政策目的や予算規模などに応じて、補助金を支給する対象を選ぶものです。

支給要件や募集時期などは、毎年、変わっているところがありますが、基本的には、新たな需要や雇用を生み出し、経済の活性化を目指すものです(注1)。

「創業補助金」は、その採択結果が採択一覧の形で公表されています。そこには、応募者の氏名、地域(都道府県および市区町村)、事業テーマが記載されており、現実にどのような起業(創業)テーマがあるのか、見ることができます。今回は、その一覧表をもとに、近年の創業動向を振り返ってみたいと思います。

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起業家の働き方改革(1)~(5)

  

先月、あるベンチャー企業の経営者とのミーティングを予定していたところ、直前になって体調不良ということでキャンセルされたことがありました。既に先方のオフィスが入居しているビルに到着していましたが、仕方なく帰るしかありませんでした。

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ジャンヌ・モローの逝去

  

先月の31日、女優のジャンヌ・モロー氏が死去しているところを発見されたそうです(注1)。5月に亡くなったロジャー・ムーア氏と同じ89歳というのは、意外な感じがしました。若い頃よりジャンヌ・モロー氏は映画女優として著名でしたが、舞台でも実績のある俳優でした。

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明日は七夕

 

明日は77日、七夕です。 

今週、あるスーパーマーケットに寄ったら、短冊に願い事を書いてつるす七夕飾りが置かれていました。こうしたものを社内外の関係者とのコミュニケーションに、積極的に活用している会社があります。

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ホワイトベンチャー、ブラックベンチャー(1)~(5)

 

 昨日、厚生労働省労働基準監督局が「労働関係法令違反に係る公表事案」という資料を発表しました(注1)。これは、過去1年間に各都道府県の労働局が公表した労働関係法令(労働基準法、労働安全衛生法、最低賃金法など)に違反して送検された企業等の事案について、とりまとめて公表したものです。

 多くの企業にとって本来、関係のない資料のはずですが、なかには上場会社や地場の有力企業、企業以外の法人なども資料中に社名があります。改めてこのリストを見てみると、意外に身近なところでこうした違反が起きていることに気づかされるかもしれません。

 

この資料が公表されたことで気になったのは、実は最近もあるベンチャー企業の経営者や起業志望の方々が集まる会合のなかで、次のような話を聞くことがあったからです。

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ロジャー・ムーアの逝去

 

昨日、俳優のロジャー・ムーア氏ががんにより89歳で逝去されました(注1)。

ご存知の通り、ロジャー・ムーア氏といえば007シリーズで主人公のジェームズ・ボンドを7作品で演じました。

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電王戦が終わりました

 

昨日、将棋の電王戦が姫路城で行われました。その結果、94手で佐藤天彦名人が投了し、PONANZA(山本一成氏と下山晃氏が開発した将棋ソフト)が佐藤名人に対して2連勝して幕を下ろしました(注1)。 

昨年はAlfa Go(ディープマインド社の開発した囲碁ソフト)がトップレベルの囲碁棋士を相手に勝ち越して話題となりました(注2)が、今年はトップレベルのプロ棋士でも将棋ソフトにそうそう太刀打ちできないことが明らかとなりました。

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「応仁の乱」に見る創造的破壊とイノベーション(1)~(4)

 

 昨年読んだ本のなかで、「応仁の乱」という新書がありました。書名の通り、応仁の乱について、興福寺別当を務めた2人(経覚と尋尊)の日記を主な原史料として書かれたものです。

 さて、応仁の乱といえば、どのようなイメージをおもちでしょうか。

 足利将軍家や管領諸家をはじめとして全国の守護大名が東西に二分されて10年超も続いた日本史上最大の内戦とか、京都の西陣という地名はこの時に西軍の陣地があったことに由来するという程度の知識しか、もともと筆者にはありませんでした。そこで、改めて応仁の乱について知るところから、この本を読みました。

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ジョナサン・デミの逝去

 

映画監督のジョナサン・デミ氏が食道がんの合併症により73歳で逝去されました(注1)。

ジョナサン・デミ監督というと、一般的には映画「羊たちの沈黙」で知られているでしょう。ジョディ・フォスターが演じたFBI捜査官実習生のクラリスと、アンソニー・ホプキンスが扮したハンニバル・レクタ―博士との緊迫したサイコサスペンスの傑作です。

 こうしたドラマを監督する一方で、ジョナサン・デミ氏はドキュメンタリーの監督としても、大変魅力的な作品を残しています。「ストップ・メイキング・センス」です。

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プレミアム○○デ―(前)(後)

 

先月からプレミアムフライデーが始まりました。今月は31日金曜日、年度末ということで、実際にどの程度、狙い通りに人々が動くのか分かりませんが、働き方を見直すきっかけにはなりそうです。

 ちなみに、来月は28日です。正にゴールデンウィーク直前です。早めに仕事を終えるどころではなくて、実務上は相当に厳しい状況になることが今から見通すことができる業界の方も少なくないでしょう。

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同一労働同一賃金を巡って(1)~(6)

 

 昨年12月に政府のガイドライン案が公表されて以来、同一労働同一賃金を巡る議論が注目を集めています。 

関連資料(注1)を読んだ限りでは、正規労働者(いわゆる正社員、フルタイマー)の処遇が良くて、非正規労働者(パートタイマー、アルバイトなど)の処遇が悪いことを是正するために、同一労働同一賃金という考え方を改めて持ち出してきたように見受けられます。

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AIが仕事を奪う?(1)~(5)

 

 先日、東大ロボ(注1)が、実際の受験生の多くが受ける模擬試験において、かなり高い成果を挙げたことが報告されました(注2)。 

 全体的には、マークシート式5教科8科目で偏差値57.1と高い成績を収めました。なかでも、論述式では数学で偏差値76.2、世界史Bで偏差値66.3と極めて高い偏差値を獲得しました。その一方で、文章を読んで空欄に適切な語句を入れるといった問題など、文章を適切に理解する能力については、これまでのAI研究では限界があることも明らかになってきました。

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62歳差であってもできる仕事

  

一昨日は、将棋の公式戦で史上最大の年齢差である62歳差の対局がありました。76歳の加藤一二三 九段と14歳(中学生)の藤井聡太 四段が第30期竜王戦ランキング戦61回戦で対局し、110手で後手番の藤井四段の勝ちとなりました。

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働くのに最高の職場

 

 ご存知の方も多いと思いますが、今年もまた、グラスドア社より“Best Places to Work Employees’ Choice Award”が発表されました(注1)。 

 近年の結果をまとめてご紹介したものが表1です。対象はアメリカ国内の大企業中心です。

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保田道世氏の訃報に接して

  

 スタジオジブリ制作のアニメーションで色彩設計を担当するなど、高畑勲監督や宮崎駿監督などの多くの作品に制作スタッフとし参画した保田道世氏(注1)が逝去されていたことが、先週、報じられました(注2)。

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起業する場所を選ぶには(1)~(4)

  

 起業する際に考えなければならないことのひとつに、どこに拠点を設ければよいかということがあります。インターネットでいつでもどの地域にいる人ともつながることができる時代とはいえ、どこでもいいわけではありません。

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アンジェイ・ワイダの逝去

  

映画監督のアンジェイ・ワイダ氏が肺不全のため、90歳で逝去されました(注1)。ポーランドを代表する映画監督というだけでなく、戦後の東欧を生きることを体現した人という印象をもっていました。

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「今すぐ採用」を活かすには(1)~(3)

 

ベンチャーでは「○○ができる人が欲しい、今すぐ」ということがよくあります。ここで注意したいのは、○○の内容によって、採用すべき人材が大きく3種類あり、それぞれ採用の方法やタイミングが異なるということです。そして、採用される社員のほうも、自分のキャリアについて考えるべきポイントが、それぞれ異なります。

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アーサー・ヒラ―の逝去

 

 映画監督のアーサー・ヒラ―氏が老衰のため、92歳で逝去されました(注1)。

アーサー・ヒラ―監督の代表作というと、「ある愛の詩」(注2)でしょうか。映画は観たことがなくても、フランシス・レイ作曲のテーマ曲は聞いたことがあるという方は多いと思います。

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起業家の夏休み

 

 8月になり、夏休みを計画したり、すでに取ったりした方も多いでしょう。夏季休暇の効用については、心や体のリフレッシュ、日頃できないことへのチャレンジ、新たなインプットの機会などが挙げられています(注1)。起業家の方々も、年末年始と夏休みは取るというのが、一般的であるようです。

 そこで、最近お会いした方々に今年の夏休みの予定を尋ねてみました。

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事業を受け継ぐ者(前)(後)

 

今年は、ウィリアム・シェイクスピアの没後400年に当たります。アメリカのオバマ大統領がイギリスで「ハムレット」を鑑賞するなど、423日(命日)の前後には、欧米を中心にさまざまなイベントや記念公演が行われた(注1)ので、ご存知の方も多いでしょう。

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55歳という年齢

 

私事で恐縮ですが、明日で満55歳になります。

 55歳といえば、筆者が初めて就職した頃はまだまだ多くの企業で、定年年齢だったと記憶しています。その後、次第に60歳定年が普及していき、今日では希望があれば65歳まで雇用することが企業に義務付けられています(注1)。

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コミュニケーションがうまくいかない?

 

大きな組織でも、少人数のスタートアップでも、社内のメンバー同士やいっしょに仕事をしている関係者の間で、思ったようにコミュニケーションがうまくいかず、仕事がなかなか進まない、そういう悩みや愚痴のようなものをよく耳にします。

 また、自分は周囲の人(上司や同僚、後輩や部下など)とあまりうまくコミュニケーションがとれていないかもしれないとか、○○さんみたいに上手にプレゼンができない、といった悩みをもっている方も、かなりいらっしゃるようです。

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助成金・補助金はただで貰える金?

 

 助成金や補助金というと、ただで貰える金と誤解している関係者がいるかもしれません。

 確かに、必要な書類を作成・提出し(その後に面談やプレゼンなどを行うこともありますが)、適否を審査されて、支給対象が決定されるという、このプロセスだけをとらえれば、そうしたイメージをもつ人がいるかもしれません。しかし、実際に助成金や補助金を申請して活用したことがあれば、そうしたイメージが間違ったものであることは十分に理解されているでしょう。

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公的機関の助成金・補助金の活用について

 

はじめに:このコラムをご覧いただく方にご注意とお願い

  

はじめにお断りしておきますが、個々の助成金制度や補助金制度などについてのお問い合わせは、受け付けておりません。詳しくは、ご紹介しているウェブサイトをご覧いただくか、各制度を所管している機関までお問い合わせください。

 今回ご紹介するのは、個々の企業(営利法人)、特に中小企業を主に対象とするものです。個人や団体(商工会など)を対象とするものは除いています。

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“おはよう”の効用

 

 先日、あるベンチャー企業の経営者がぼやいていました。

「朝、おはようって言っても、誰も何も言わないんだ。そのことで注意したら、挨拶より仕事で結果を出すほうが大事とか言うんだよ、うちの社員は。まあ、そういうのに限って、結果は出てないけどね。」

 そのお話を伺っていて、たまたま久しぶりに観た、ある映画のことを思い出しました。

 ご存知の方も多いと思いますが、小津安二郎監督の「お早よう」(1959年公開)という作品です。

 作品自体の紹介や解説は、映画に関するウェブサイト(注1)をご覧いただくとして、ここでは、挨拶のように一見、無駄に思えるコミュニケーションがどのような役割を果たしているのか、この映画を材料にちょっと考えてみたいと思います。

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コネ採用?を謳う会社

 

 今日から、経団連の「採用選考に関する指針」に基づき、2017年卒業・入社予定の学生を対象とする選考活動(面接と試験)が解禁されました。

 ベンチャーや中小企業では、大手企業の選考活動が終わっても、採用や選考の活動が続くものと思われますが、大手企業と同じようなことをやっていたのでは、そうそう採用活動がうまくいくとは思えません。自社ならではの仕掛けや工夫が求められるのは、言うまでもないでしょう。 

 ところで先日、ある会社の経営者の方から、その会社独自の採用方法についてお聞きする機会がありました。

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あるプロジェクト・リーダーの逝去

 

今月の12日、演出家の蜷川幸雄氏が多臓器不全で亡くなりました(注1)。 

生涯で200本(注2)を超える作品を演出し、自ら率いる劇団・スタジオやプロジェクトなども多く、生涯、演出家というのにふさわしい活躍をされた方でした(注3)。

  筆者が直接観た作品で言えば、1990年の「卒塔婆小町」、同年の「PLAYZONE‘90 MASK」(少年隊主演のミュージカル)、1995年の「身毒丸」(藤原竜也の主演デビュー作)および1997年の「草迷宮」といった寺山修司の作品を演出したもの、1996年の「夏の夜の夢」、1997年の「常陸坊海尊」なども、今でもはっきりと覚えている作品です。

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 リファレンス・チェックのポイント(1)~(3)

 

日本でも中途採用がかなり一般化してきたせいか、近年、リファレンス・チェックを採用プロセスの一環として組み入れる企業が多くなってきました。

  これは、採用しようとしている人がどのような仕事をどのようにしてきたのかを、採用しようとしている企業が本人以外の情報ソースから確認するものです。通常、本人がその情報ソースを採用する側に紹介し(採用する側には知りようがないとも言えますが)、採用する側が電話やメールなどで紹介された情報ソースに接触し、これまでの仕事ぶりなどを尋ねることになります。

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 新入社員研修後の3つのポイント

 

4月も中旬となり、今年入社した新入社員も、ひととおり、入社時研修が終わったところではないでしょうか。

  今後もそのまま新入社員研修が続く会社もあるでしょう。また、すぐに実務につけて、仕事を通じて新入社員に必要な知識やスキルを習得させる企業もあるでしょう。

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 Pepperをアシスタントに

 

「全く、困ったもんだよ。」

「どうされたんですか。随分とご立腹のようですが。」

 あるIT系企業の管理職研修の休憩中、人材開発担当執行役員の方がコーヒーを手にしたまま、憮然として、ぼやき始めました。

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 目標をめぐる3つの“C

  

「どうも、違うなあ。彼にやってほしいことは、そこじゃないんだよ。」

 あるITサービス系の会社の代表者が、経営幹部の目標設定セッションの途中で、困ったようにそう呟きました。

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AlphaGoという目標設定

 

先週、アルファベット(旧グーグル)傘下のディープマインド社の開発したAIAlphaGoが、世界ランキング4位のイ・セドル9段と5回対局し、41敗の成績を挙げたことが、世界中で報じられました(注1)。

  その結果、暫定的とはいえ、AlphaGoが世界ランキングで2位となり、イ9段は5位となりました(注2)。全文を読む

 

“ベニスに死す”を思い出しながら

 

明後日、317日は、イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティ(Luchino Visconti)が、ちょうど40年前(1976年)に亡くなった日です。

 この監督の作品は、日本でも多くのものが公開されています。そのなかで個人的に好きな作品を挙げるとすれば、“ベニスに死す”(イタリア語タイトルMorte a Venezia /英語タイトルDeath in Venice)を第一に挙げたいと思います。

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 自然災害のリスクを見直す

 

今日は、東日本大震災から5年が経ちました。

  東京では、地震や津波による直接の被害は少なかったのですが、電力や交通のネットワークが麻痺状態に陥り、帰宅困難者が非常に多く出ました。

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 起業家のセカンドキャリア

  

先週末から、今年もJリーグが開幕しました。

  その開幕戦で、横浜FCの三浦知良選手が後半途中から出場し、49歳になっても現役で元気にゴールを狙う姿を見せたそうです(注1)。

  プロ野球では、昨年まで中日ドラゴンズで活躍した山本昌広選手は現役生活が30年を超えていました。

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 いつ入社するかが問題?

 

 先日、ある経営者から連絡があり、都内のとある繁華街の一角にある、カラオケボックスに行きました。 

「ここのランチ、けっこうおいしいんだ、ボリュームもあるし。ハンバーグとカレーのセットにするけど、どうする?」

「それじゃあ、同じので。」

 この社長がランチのオーダーをしている間に周囲を確認すると、ボックスには他に誰もいませんでした。

「社長が、ここを選ばれたということは、社内では話せないこと、多分、個別の人事についてでしょう?」

「わかった? まあ今日、来てもらったのは、給料のことなんだ。」

「給料? 昇給ですか?」

「ちょっと、これを見て。」

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 セカンドキャリアとしての起業

  

最近、昨シーズン限りでJリーガーを引退した元浦和レッズの鈴木啓太氏が、ベンチャービジネスのCEOとなっていることを知りました(注1)。鈴木氏は現役の選手の頃から、早稲田大学で起業を学ぶ学生に奨学金を出すなど、もともとベンチャービジネスには関心が高かったようです。

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 ゴミだらけの職場(1)~(3)

  

先日、知り合いのベンチャー企業の経営者から相談がありました。相談というよりも、愚痴を聞いて欲しかったのかもしれません。

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マービン・ミンスキーの訃報、AIが囲碁でプロに勝利、次は……

 

今週、AI(人工知能)研究のパイオニアで、MITメディアラボを立ち上げたマービン・ミンスキーが22日に死去した、とのニュースがありました(注1)。

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  デヴィッド・ボウイの死を悼んで

 

 、デヴィッド・ボウイがガンのために10日に死去した、とのニュースがありました。

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1年の計は元旦にあり(前)(後)

 

ことわざに「一年の計は元旦にあり」といいます。今年も、正月三が日に今年の目標を立てた方も多いと思います。

  目標を立てるにあたって、「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」の3つの要素を考えてみてはいかがでしょうか。

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新卒採用とベンチャー企業(前)(後)


 この時期ともなると、20163月卒業予定の学生を対象とする新卒採用活動から、その次の20173月卒業予定の学生の採用に向けての活動に重点が移ってきました。また、冬季のインターンシップを実施する企業は、ほぼ準備を終えていることでしょう。

 近年では、ベンチャー企業でも、多くがインターンシップを実施したり、大手企業とは別のタイミングで積極的な採用活動を行ったりするなどして、新卒採用に積極的に取り組んでいます。

 学生も、大手企業や中堅企業だけでなく、創業間もないベンチャー企業を自ら希望して就職しようとする人が、少なからず、いるようです。


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従業員番号が一桁ということ(前)(後)

 

 どんな会社でも、新たに採用する従業員の質が重要なのは当然です。特にスタートアップの企業や中小企業となると、従業員一人ひとりの及ぼす影響力が大きいので、新たに採用する従業員をさまざまな角度からチェックして、慎重に採否を決定しようとするでしょう。

 とは言うものの、現実には、目先の忙しさから、質的なことには目を瞑って、応募してきた人をそのまま採用したり、友人や知人など創業メンバーの個人的なつながりで、一時的な手伝いとして来てもらった人がそのまま従業員となってしまったり、というようなことが多いのではないでしょうか。


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オワハラに陥る前に(1)~(4)

 

いささか気が早いかもしれませんが、今年の流行語大賞の候補として、“オワハラ”がエントリーされそうな勢いです。

昨年の今頃にも、同じような現象はあったのかもしれませんが、今年は売り手市場と言われたこともあり、採用する企業側に焦りとかプレッシャーなどが大きくなり、こうした傾向に拍車を掛けたのかもしれません。

 内定を断りに行ったらコーヒーを頭からかけられた程度の話は、昔からありました。それはそれで、問題ですが、内定を出す時点で、就活をやめるように圧力をかけるなどといったことは、数年前までは聞いたことがありませんでした。


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ブラック・ロールモデルを活用するには

 

ロールモデルとなる人が身近にいると、人材育成やキャリア開発などに取り組みやすいという声をよく聞きます。反対に、これといったロールモデルが職場に見当たらないと、なかなか人材育成が進まない、ということも、しばしば言われるようです。

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ARBEIT MACHT FREI

 

毎年、夏になると、戦争や核兵器について改めて考える機会が多くなります。先日も、あるテレビ番組でナチスやヒトラーについて語る中で、強制収容所の跡地を紹介していました。

その収容所はダッハウといいます。収容所の入り口には、”ARBEIT MACHT FREI”という標語が掲げられています。

このドイツ語は、労働は人間を自由にする、働けば人は自由になれる、労働は自由を作る、といった意味だそうです。 

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 日本は休みが少ない?(1)~(4) 

 

このところ、連日、熱中症が心配される日々が続いています。早く夏休みをとって、一息つきたい方も多いのではないでしょうか。

 さて、夏休みやゴールデンウィークの頃になると、休日・休暇について日本では取れる日数が少ないといった話題が多くなります。 

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ひとり人事委員会(1)~(3) 

 

 ベンチャー企業など中小規模の企業では、大手の企業のように人事部門があって、社員の能力開発や適正な配置ができるように、人事や人材開発の専門スタッフがさまざまなサービスを提案・実行してくれることは、まず、あり得ないでしょう。 

まして、経営幹部の発掘・育成や後継者計画を議論するために、人事委員会を設けて、戦略的に人事を行うということは、なかなか実行しがたいものでしょう。

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評価の不満を解消するには(1)~(5)

 

前回・前々回のコラムでも触れましたが、人事考課や査定など評価に関する不満には実に様々なものがあります。ここでは、代表的なものについて、その対処法をいくつか、ご紹介してみたいと思います。

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こんな不満ありませんか?~評価について(前)(後)

  

先月このコラムでも触れましたが、人事に関する不平不満のなかで、特に人事考課や査定など評価に関するものは、数も多く内容も幅広く見受けられます。そこで、一口に評価に対する不満といっても様々なものがありますが、代表的なものをいくつかに分類してご紹介してみたいと思います。

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目標は立ててみたけれど……(前)(後)

  

4月も終わるころになると、多くの企業では今期(上期)の目標を設定し終わっていることでしょう。

 目標設定というと、目標の内容や要件、設定プロセスなどに目が行きがちです。このときに、特に見落としがちなポイントがひとつあります。

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事業の成長と人材採用(前)(後)

  

起業してから、ある程度、企業と呼べる組織に成長するまで、人材採用という面から考えると、大きく3段階のステージがあるように思います。

 これは経験から感じてきたことですが、売上や収入で言えば、1億円未満、1億円以上10億円未満、10億円以上、というのに対応して、人材採用も3段階くらいあるようです。

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社員と人事のコミュニケーション(前)(後)

  

試しに、ネットで「人事 不満」と検索してみましょう。

 すると、給与などの待遇面、労働条件・労働環境の厳しさや違い、職場の情況、上司や同僚などとの人間関係など、さまざまな不平不満が出てきます。

 なかでも、件数が圧倒的に多いのが、人事考課や査定など評価に関する不満です。

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入社式の訓示に注目!(前)(後)

  

4月は、入学式や入社式でトップに立つ人がスピーチをする機会を多く目にします。今年は、東大の卒業式や信州大の入学式の式辞が注目を集めましたが、入社式の社長訓示にも注目してみたいものです。

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レンジマトリクス方式による賃金管理とは(1)~(5)

  

 経営者として賃金を考える時、二つの方向から課題が浮かび上がってくることが多いのではないでしょうか。 

ひとつは、優秀な人材をいかに引き付けるか、そのために適切な賃金はどのようにいくら支払えばよいのか、という課題です。

  もうひとつは、人件費をいかにコントロールするのか、利益や他のコストとのバランスをいかにとっていくのか、という課題です。

 そして、これらの課題を同時に解決できるような、できるだけフレキシビリティのある賃金制度をどのように実現するのか、という課題に収斂していく気がします。

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春は卒業

 

 3月は卒業の季節です。

  社会人にとって卒業というと、学校の卒業式のイメージでしょうか。年齢によっては、定年退職を想起する方々も多いのではないでしょうか。

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野球型かサッカー型か企業組織について考える~

 

 今年もまた、Jリーグが始まる季節となりました。

  当事務所の関係者で最年長のスタッフによると、1990年代前半(Jリーグ発足前後)、企業の組織について、例え話でよく言われたのが、野球型からサッカー型へ転換する必要性だったそうです。

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ブラック化を招きかねない10のポイント(1)~(7

 

ブラック企業とかブラックバイトなどという言葉が一般的になっています。

 言うまでもないことですが、圧倒的に多くの企業および経営者・管理者の方々は、自分の会社をブラック化する意図や計画をもって、仕事をしているわけではありません。法令を遵守するのはもとより、顧客・取引先や株主・社員および地域社会など企業に関係する人々の満足度をより高めようとして、日々仕事をされているでしょう。

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賃上げをすると格差が広がる?

  

毎年、年明けから春にかけて、賃金を引き上げるか、引き上げるならばどの程度アップさせるのか、話題になります。いわゆる賃上げです。

 賃金が上がることは、個人にとっては喜ばしいことでしょう。ただ、昇給のやり方によっては、企業内の賃金格差(全社員が同一の賃金額ということはまずありえないでしょう)が拡大したり、縮小したりします。

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IEEC~賃金を考える観点

 

 経営者や人事の責任者にとって、人事で考えなければならない重要な事項というと、まず採用・配置・昇進といった人材活用面でしょう。次に、目標設定や評価といったものも重要視されそうです。

 賃金や給与といった事項は、労働法や税制・社会保険などの知識が求められることもあり、つい専門のスタッフや担当者任せになってしまうのではないでしょうか。

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起業したばかりで賃上げする?

  

ベンチャー企業、なかでもスタートアップの企業となると、世の中が賃上げといっても、どのように対応したらよいのか、なかなか決めかねることかもしれません。

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賃上げはどのように行われるのか?

 

賃上げが実施されるとして、それはどのような形で行われるのでしょうか。

 月例賃金のうち基本給については、通常、賃上げは定期昇給とベースアップ(ベア)という二つの方法で行われます。

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2%の賃上げで毎月の賃金は必ず2%増えるのか?

 

実は「賃上げ2%」といっても、対象となる社員の方々の毎月の賃金が、自動的に2%アップするというわけではありません。

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賃上げで皆がハッピーに?

 

「賃上げ2%」というと、その会社の従業員の賃金が、全員一律に2%上がると思われるかもしれません。もちろん、そういう場合もありますが、賃上げの対象者は、その会社で働いている人全員ではないことが実に多くあります。

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