新着コラムのご紹介
気候変動の何が問題か?(1)
昨日、6月1日は気象記念日でした(注1)。今日は、台風2号が梅雨前線に大きく影響して九州から関東、東北南部まで大雨に対する警戒が必要になるほど、本格的な雨のシーズンに入っています。
2023年6月2日
ティナ・ターナー氏の訃報に接して
昨日、70年代から80年代のロックのアイコンであったティナ・ターナー氏が、自宅(スイスのチューリッヒ)で死去していたことが報じられました(注1)。直接の死因は公表されていませんが、近年は腸や腎臓の病気で闘病生活を送っていたようでした。83歳でした。
2023年5月26日
転職を阻む壁(9)
これまで述べてきたところをまとめてみましょう。
第一の「個人の属性の壁」ですが、これは、性別や年齢(生年)といった本人に選択の余地のない事項について、転職しようとする本人も転職者を求める組織も、間違った思い込みや無用な条件設定をしてしまうことで生じる壁です。年齢や性別についての壁は、法律上認められないものを除くと、転職をしようとする個人の側にせよ、転職者を求める組織の側にせよ、ある種の思い込みやこれまでの慣例的なものによるものが多いでしょう。
2023年5月14日
転職を阻む壁(8)
転職を阻む最後の壁は「家族の壁」です。時には、最も高く厚い壁であるかもしれませんし、幾重にも巡らされた壁であることもあります。本人は強く転職を希望していても配偶者や両親などの反対により転職活動が暗礁に乗り上げてしまったり、転職先が決まり現在の勤務先に退職届を出したタイミングで家族が辞表を撤回させたり、本人と組織だけの間だけで全てが決するわけではないことが明らかとなります。特に最初の転職において大きな壁となるでしょう。
2023年5月10日
転職を阻む壁(7)
転職を阻む6番目の壁は「就業条件・雇用条件の壁」です。これは、勤務地・勤務形態・休日休暇・休業・学習機会・介護や育児に関わるプログラム・資産形成プログラムなど、転職を希望する人が何らかの理由で拘る、賃金以外の要素についての障害です。株式取得やストックオプション付与や退職給付など給与や現金以外の報奨プログラムも含めて、考えてみるべきものです。
2023年4月30日
転職を阻む壁(6)
転職市場というと、転職を希望するビジネスパーソンを主に属性情報で区分して、転職の実例や募集条件などからより有利に転職を実現できそうな人には〇〇といった条件や××業界の△△職といったオファーを例示したり、そうでない人にはどのような条件(学歴、職歴、職務経験、資格取得状況、勤務地、処遇条件など)をクリアすれば希望する転職が実現しやすそうか助言したりすることをイメージするでしょう。従って、いわゆる市場性のある人や市場性の高い人には、転職の選択肢が提示されますが、市場性の低い人には選択肢があまりないことが明示されたり、市場性を少しでも高めるためには具体的に見につけるべきスキルをアドバイスされたりします。
2023年4月17日
転職を阻む壁(5)
転職を巡る壁の中で最も誤解を生じやすいのが「経験の壁」でしょう。
これは、転職しようとする個人の側から言えば、「経験者優遇」とか「経験者採用」といった表現がある時に、経験がない人は最初から応募することができないと考えるべきか否かという問題です。業界、職種、マネジメントなど、経験を問う採用条件はよく見られますが、自分の経歴や実務経験にピッタリと当て嵌まるもの以外は、応募しても書類選考で落とされるだけで徒労に終わるだけと考えがちです。
2023年4月3日
転職を阻む壁(4)
第三の壁にして最も高くて強力な壁が「スキルの壁」ではないでしょうか。
転職しようとする意思がはっきりとしていない人でも、転職を志すのであれば、何らかの公的資格や技術・技能がないと無理なのではないかと思いがちです。また、外資系企業に転職するには、英語やその外資系企業の本国の言語についてビジネス上必要とされる程度の語学力がないとダメと頭から判断して、外資系の組織を転職候補の選択肢から外してしまうかもしれません。
2023年3月27日
転職を阻む壁(3)
転職を阻む第二の壁は、「企業の属性の壁」です。特に、現在属している企業が東証プライム市場に上場しているなど、いわゆる大企業や知名度の高い会社や中央省庁などからそうでない組織に転職しようとする際には、処遇水準の違いや組織についての格に関する思い込みなどから問題が生じがちです。
2023年3月20日
転職を阻む壁(2)
転職を阻む壁の第一は、個人の属性の壁です。これは、性別や年齢(生年)といった本人に選択の余地のない事項について、転職しようとする本人も転職者を求める組織も、間違った思い込みや無用な条件設定をしてしまうことで生じる壁です。
2023年3月12日
転職を阻む壁(1)
人的資本経営やリスキリングなど、経済的・社会的に人材の流動化を促進するトレンドがはっきりと見られますが、多くの日本人(特に新卒定期採用で雇用されるようになり、相当程度長期にわたって一つの組織に勤続してきた人)にとって転職は、学生から社会人へと初めて就職する時よりも難度が高いキャリアイベントではないでしょうか。
2023年3月8日
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