新着コラムのご紹介
キャンセルカルチャー時代のマネジメント(2)
なぜ今キャンセルカルチャーが社会的に広く言動として目立ってきているのか、改めて考えてみましょう。その答えは一つや二つの要因に帰することができるとは思えませんが、少なくとも以下のような要因は無視できません。
2023年9月25日
キャンセルカルチャー時代のマネジメント(1)
21世紀に入ってからキャンセルカルチャーが注目されるようになりました。一般にキャンセルカルチャーというと、その当時は特に問題とならなかった言動について、後の時代(いま現在)の基準で改めて見てみると大変な問題を引き起こす発言であったり、子供や学生の頃にいじめを行っていたことが明らかになったりして、改めて問題視されるものです。
2023年9月22日
2023年夏の3冊(3)~「星新一の思想」
3冊目に採り上げるのは、「星新一の思想~予見・冷笑・賢慮のひと」(浅羽通明著、2021年筑摩書房刊)です。
この本は、「星読ゼミナール」という星新一(注6)の作品の読書会を主宰している著者が、その読書会での議論や先行する評伝なども踏まえて、作品論(の一部)を取りまとめたものです。星新一の作品数は1000篇を超えるそうですが、本書で扱っているのはその4分の1ほどだそうです。
2023年9月14日
2023年夏の3冊(2)~「敗れざる者たちの演劇志」(付記)
前回のコラムで“若いころには演劇鑑賞が趣味だった筆者にとって、小劇場では一つの舞台において一観客でいることに体力や集中力が不可欠”と記したように、100人座ればいっぱいの桟敷席に200人が詰め込まれたり、スモークで客席が満たされて舞台が見えなくなったり、水や紙吹雪を頭からかぶったりしながら、2時間程度はそのままの姿勢でいるのが小劇場で芝居を観ることでした。
2023年9月10日
2023年夏の3冊(2)~「敗れざる者たちの演劇志」
次に採り上げるのは、「敗れざる者たちの演劇志」(流山児祥作、西堂行人編、2023年論創社刊)です。
この本は、劇団主宰者・演劇プロデューサー・演出家・劇作家・俳優である流山児祥がコロナ禍で演劇公演の中止が続く最中に、編者の西堂行人の提案を受けて自らの演劇史をトークライブという形で語ったものに基づき、写真や脚注をふんだんに取り入れた対談集です。
2023年9月7日
2023年夏の3冊(1)~「眼の神殿」
今年は特にそうですが、夏は猛暑が当たり前となり、まともに仕事をすることが儘ならない日々が続きます。休みとなってもどこかに出かける気にもなれず、終日、エアコンの効いた部屋にいるだけで過ごしがちです。こういう時には、買ったままになっていた本を読むのによい機会と思い、この夏休みには「眼の神殿」「敗れざる者たちの演劇志」「星新一の思想」の3冊を読んでみました。
そのなかで今回は「眼の神殿~「美術」受容史ノート」(北沢憲昭著、2020年刊、ちくま学芸文庫)を採り上げます。
2023年8月31日
ウィリアム・フリードキン氏の訃報に接して
先週8日、アメリカの映画監督であったウィリアム・フリードキン氏が、肺炎と心不全のため死去していたことが報じられました(注1)。87歳でした。
鑑賞したことがある作品は、「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」「クルージング」の3本だけですが、いずれも見応えのあるもので何度も繰り返して見直しています。
2023年8月14日
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