自然災害のリスクを見直す

 自然災害のリスクを見直す

  

今日は、東日本大震災から5年が経ちました。

  東京では、地震や津波による直接の被害は少なかったのですが、電力や交通のネットワークが麻痺状態に陥り、帰宅困難者が非常に多く出ました。

  

ベンチャー企業では、防災とか地震対策といった課題は、優先的に取り組むべき経営課題としては、なかなか認識される機会もないでしょう。実際、役員や社員が、こうしたテーマで打ち合わせをすることも、滅多にないでしょう。

  もし、そうであるなら、5年前と同じ金曜日の今日、改めて、地震などの自然災害と自社のビジネス・リスクについて、見直してみてはいかがでしょうか。

  

ちなみに、当事務所の近くには気象庁と東京消防庁があります。

  気象庁には気象科学館という見学スペースがあり、1016時の間、自由に見学できます。資料閲覧窓口では、過去の気象データや統計資料を調べることができます。

  東京消防庁には見学施設はありませんが、都内各所(本所防災館、池袋防災館、立川防災館)に防災館があり、そこでは地震体験などもできます。四谷3丁目の消防博物館では、防火・防災についての展示があります。

  また、東京臨海広域防災公園では、東京直下型地震が発生した場合のシミュレーションとして、地震発生後72時間の生存力をつける体験ツアーというものがあります。

  そのほかにも、北区防災センター(地震の科学館)では、地震の体験などができます。目黒区防災センター(地震の学習館)では、震度7の地震を起震車で体験できます。品川区防災センター(品川シアター)では、3D映像を通じて地震体験ができます。

  このように、都内には、さまざまな防災情報施設があります。

  

3月決算の会社では、年度末に向けて忙しい時期でしょう。例年であれば、年度末の打ち上げやお花見などを催されることと思います。

  今年は、大人の社会科見学として地震体験をされたり、社内研修の一部に防災体験実習などを組み入れたりされるなどして、改めて自然災害のリスクを考えることをお勧めしたいと思います。もちろん、新入社員の歓迎会や社員旅行などのイベントに、防災演習をゲーム的に実施してみてもいいかもしれません。

 

【注】

 各施設の詳細については、それぞれの施設のHPをご覧ください。また、東京消防庁や各区のHPからもアクセスできます。

  同様の施設は、東京以外の地域にもあります。各自治体のHP、旅行・トラベル向けのサイト、一般市民向けに防災情報を発信するサイトなどから、アクセスできますので、ご活用ください。

 

作成・編集:経営支援チーム(2016311日)